蓄針再生器


 

写真ではSPレコードのように見えるかもしれませんが 実はこれ 「蓄針再生研磨盤」 と称し
使い古した蓄音機の針を 磨いて再び使えるようにするという優れものなのです 大きさは
10インチのSPレコードと全く同じで 材質はボール紙! そして そのA面側が細目
B面側が荒目のサンドペーパーになっていて これで使用済みの蓄音機針を磨いて再生します

 

        

上の写真はその袋です 左の写真が表側で 右の写真がその裏側です 袋に書かれた
セールス文句には 「廃物の針も磨けば又いきる」 「本器ハ熟練ヲ要セズ 子供デモ
簡単ニ使用出来ル」 とあり お徳で尚且つ その作業の簡単さをアピールしていています 
そして 袋の裏側には その使用法が図解入りで詳しく解説してあります

では 袋に書かれた 「使用法」 を基に その使い方を説明しましょう!

まず この研磨盤をレコードと同じように蓄音機のターンテーブルの上に乗せて回転させます
次に付属の 「蓄針保持棒」 なる金属棒の先端に使用済みの蓄音機針を取り付け これを
下の写真のように 回転する研磨盤に対して30度くらいの角度になるよう押し当てて
手持ちの蓄針保持棒を回転させながら 磨耗した蓄音機針の先端を研磨します

写真ではターンテーブルは回転していませんが 実際はターンテーブルを回転させながら
この作業をします 説明によると一本を研磨するのに要する時間は 3秒〜5秒とあります
こうして研磨することにより 一本の蓄音機針を数十回使用することが出来るとか・・・。
一曲ごとに廃棄していた蓄音機針が数十回使えるというのですから これは お徳ですよね
物資の乏しかった時代に考案された 当時としては画期的な商品だったのかも知れません

 

            

A面とB面は その蓄音機針の硬さによって使い分けるようになっていて 細目の
A面側では主に軟質の針を 荒目のB面側では硬質の針や数回にわたり再生使用した
蓄音機針の研磨に使用します ラベルには A面B面共に 「専売特許 127054号」
並びに 「新案特許 242806号」 の特許番号が明記されています

 

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